哀れなるものたち

哀れなるものたち レビュー

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昨日の夜、レイトショーを観てきました

映画『哀れなるものたち』
原題は『Poor Things』

哀れなるものたち

予備知識なく観たんですが
なんだか不思議な物語でした
でも、おもしろかった!

自ら命を絶った女性が妊娠していて、
死後すぐに天才外科医が赤ん坊の脳を死んだ母親の体に移植する、
その後その娘(と言っていいのか)を外科医が育てていくが、
物心ついた娘は男と駆け落ちしていろいろな世界を体験して学んでいく-

というような物語なんですが、説明するのが難しいw

いろいろと考えさせられました

赤ちゃんには善悪の区別がないから、残酷なことを平気ですることもありますね
虫を平気で握りつぶしちゃったり、食べものを投げつけたり
それから親によって善悪を教えられ、また社会によって常識を教えられ成長していくわけですが

果たしてその善悪の価値観や常識は正しいのか?
親が教える善悪は親の価値観によるもので、じゃあ親の価値観が間違っていたら?
社会の常識なんていうものも環境によって違うもの、田舎と都会では常識は変わるだろうし

予備校生のときに塾の校長に言われたことを思い出しました
「大学生になったら、今まで学んできたことを一度すべて疑ってみなさい」と

ああ、そういうことだったのかと腑に落ちました
今まで学んできたことは、教える立場の人の価値観に影響されている
だから、自分の中であらためてその価値観が本当に正しいのか、考えてみろ
そのうえで自分の価値観を再構築してみなさい、ってこと

映画の話に戻ると、
駆け落ちした主人公はいろいろなことを体験していく、非常識なことも含めて
セックス、独占欲、貧富の差、娼婦、社会主義、資本主義、権力
そのうえで最後は親代わりの科学者の元へ戻る、自ら望んで
これが私の居場所、幸せな場所だと

自分で体験するっていうことが大事なんだな
バーチャルな体験も一つの体験だけど、やっぱり実体験に勝るものはない
その体験を通して自分だけの価値観が作られていくんだな

エンディングの主人公の理知的な表情、
初めのころの赤ん坊のような表情との対比、
これがすべてを物語ってますね

イイ映画でした💮

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